2023.10.31
Uターンで和歌山県みなべ町に戻って半年、まだまだ和歌山県を遊びきれていないアッキーでございます。
そして、今回もまた初めての経験にお誘い頂きました。
9月末、最高のお天気に恵まれて、サイクリングデビューです!
私にとっての自転車は、ママチャリね。大阪市に住んでる時なんて、ママチャリでどこでも行っちゃう感じで、暮らしのための乗り物よね。
でも、サイクリングにおける自転車は、「愛おしさ」を感じさせてくれる乗り物以上のアレ(なに?)でした。意味不明ですね。
最後までお読み頂けると、うれしいでーす。では、いってみよう!
今回、ロードバイクやクロスバイクを持っていない人は、レンタサイクルを利用しました。お世話になったのは、日高町にあるレンタサイクルのお店、通称「ハピカム」ことHAPPY COME COMEさん。丁寧な説明や、親切できめ細かい対応、ありがとうございました。うん、初心者でも安心安心。
サドルの高さを合わせてもらったり、ハンドルやブレーキ操作の説明を受けて、さあ、いよいよ出発だ!
じゃあ、いざ、どこを走るか、ですが、これもまたハピカムさん考案のコースがあるんですねー。至れり尽くせり。
「Velodash」というサイクリングアプリに、予めコースが登録されているとのこと。「umi(海)」コースと「yama(山)」コースがありますが、私たちは、まずは海を目指そうということに。
JR紀伊内原駅近く、ハピカムさんがある日高町高家(たいえ)から、最初の目的地は4km先、美浜町の煙樹ヶ浜!
快調、快調。気温は少し暑いけど、スイスイ走れて、風は涼しくて心地いい。煙樹ヶ浜から走行中、左手にずーーーーっときれいな海。車から見る景色とは、感じるものがちがうわ。
さらに6kmほど走って、移民の町アメリカ村と言われる美浜町三尾地区に到着。カナダミュージアムや食堂すてぶすとんなどが名所のようですが、快調に通り過ぎちゃいました。
そして、その快調ぶりは、半ば暴走と化し・・・。
我々一行は道を間違えてしまったのであります。。。
だんだんと傾斜がきつくなってきて、はぁはぁ、登れど登れど下りはないし、もう足、限界!と気づけば、標高200mの日ノ御埼(ひのみさき)を目指すことに。
心を無にして、ひたすら右・左、右・左・・・。
これを繰り返せば、いつかは頂上に着くはずだ、と自分を励ます。それを尻目に、チーム唯一の電動自転車乗りのH氏が、「がんばってくださぁ〜い」とか言いながら、スイスイと追い越していく。サングラスと日焼けよけ布のせいで彼の表情は見てとれなかったが、だいたい想像はつく。
30分以上も登り続けただろうか、数回の休憩をとりながら、やっと到着!
かつては国民宿舎だった施設が、今は廃墟となっています。それでも各所にナゾ動物の石像が散りばめられていて、見ごたえありです。なんと言っても眺望がスンバラシイ!灯台を見おろしちゃうこのロケーション、廃墟になってるのはもったいないなぁ、と。昔むかし、子どもの頃に来たときは、公園になってて賑わっていた記憶があります。
地元の方々にも愛され、
再度、たくさんの方が訪れる場所になることを期待しています(≧∀≦)☆⭐︎
少しばかり下った先に、大きな白い灯台が見えてきました。高さ17mのこちらは、2017年に完成の3代目。空の青、海の青が目の前に大きく広がります。180°以上の大パノラマ。本当に贅沢な光景。こちら見学が可能でして、毎月第3日曜日14時から3時間程、開放しているそうです。特別な予約は不要で500円(中学生以下無料)です。
日ノ御埼を後にした私たちは、大きな漁港を有するエリア、日高町阿尾や、白砂がきれいな産湯海水浴場を通過。この辺りでもう正午を回っていて、お腹もペコペコ、疲労も大きく、当初は「午後からはyama(山)コースを回ろう」と言っていましたが、「うーん、もう海だけでいいかも〜」という空気が充満し、どなたの異論もなく、この度のサイクリングは終了〜!
その後、日本一のかき氷の店「喫茶いちりん」でランチを楽しみ、日高町の町営の温泉館みちしおの湯で汗を流し、夕焼けの良い景色にも癒されて完全なリラックスモード。
仕上げは、日高地方では知らない人はいないと言われるほどの名店、「みんなの大衆酒場ぱちぱち」でゴール。お刺身におでん、人気ナンバーワン数量限定の自家製さつま揚げに、あとは地元名物さばコロッケなどなど、どのお料理もお酒も美味しい。カウンターの向こうで寡黙で職人ぽい雰囲気のマスターとちゃきちゃき明るい女将さん。また行くー。
という訳で、朝から晩まで日高町と美浜町をバッチリと楽しんだわけでございます。
サイクリングってすごいのね。前と後ろに仲間がいてくれて、存在を感じながら、きつい道もがんばれちゃって。そのがんばった先には、みんなで笑い合うホッとする時間があってね。
で、自転車よ。
平坦な道とか下り坂ではすっごい便利なんだけど、登り坂では、完全に重荷になるっていう、便利と不便が表裏一体ていうのも人間らしくて(いや、乗り物ですけど。笑)、愛おしいやんね。
最後、ぱちぱちさんでの食事中、いつも企画をしてくれている通称「キャプテン」がみんなに、今回未完の山コースは後日行くか?と聞いたとき、みんな顔を伏せたのが、おもしろかったです。
いや、また行こうね!! では、またその記事でお会いしましょう!! ありがとうございました。