自然遺産と文化遺産、両方の基準を満たす複合遺産が存在するトルコ屈指の観光名所。
見渡す限りに広がるヘンテコな形の岩、岩、岩…。
トルコの中央部アナトリア高原に広がる大奇岩地帯、カッパドキア。
キノコ状の岩に代表される奇岩群が織りなす見たことのないユニークな景観は、数百年前の火山の噴火をきっかけに、長い年月をかけて造られたものです。
そんなカッパドキアには、広いエリアに観光名所が盛りだくさんですが、押さえておきたい見どころは主に3つ!
項目ごとに、オススメの観光地をご紹介します!
1985年にユネスコ世界遺産に指定されたギョレメ野外博物館は、4世紀ごろからキリスト教徒達によって、宗教教育のために作り始められた居住地区跡。
奇岩を利用して造り上げた教会群で、内部の美しい絵画が見どころです。
カッパドキアには、多数の教会群が残されていますが、ギョレメ野外博物館は、岩窟教会の中で最初に造られたとされています。
地下都市には、迫害を逃れるために多くのキリシタンが隠れていたと言われています。
まだ全ての地下都市について詳しく解明されていませんが、大規模な物だと地下21階建て、深さが100mを超えるものもあったとか。
中でも有名なのが、カイマクルの地下都市。
地下8階建てで、中には居住空間の他、生活に必要な施設も整えられ、約2万人もの人々が暮らしていたと言われています。
「らくだの岩」で有名なデヴレント谷は、他にもフクロウ・トカゲなど様々な形の岩が想像を膨らませてくれることから、別名「想像の谷」とも呼ばれ、親しまれています。
「妖精の岩」として作られているお土産のほとんどがこの3つの岩をデザインしたものという、カッパドキアのシンボル的存在。
キノコのような不思議な形状の「妖精の煙突」と呼ばれる奇岩群が林立する有名な観光スポット。
最大の見どころは、かつてキリスト教の修道士・聖シメオンの隠れ家として使われていた3つ頭のキノコ岩で、内部にある礼拝堂や、壁画も見学できます。
カッパドキアは、上記で紹介したスポットなどの基本的な名所を回るだけなら1日でも十分です。
ただし、カッパドキアの魅力を満喫するためには、2~3日滞在するのがオススメ♩
カッパドキア観光のハイライトともいえる熱気球ツアーは早朝に行われるため、前日にカッパドキア入りしている必要があります。
また、気球ツアーは当日の天候によっては、中止になる事もあるので、カッパドキアに2泊することで、気球ツアーに搭乗できるチャンスが倍になります。
さらに、カッパドキアならではの地形を生かし、洞窟をくり抜いて造られた洞窟ホテルも旅の醍醐味!
他では味わえない、カッパドキアならではの特別な体験がそこには待っています。
カッパドキアでの気球の乗り方や、オススメの洞窟ホテルなどは別の記事で紹介しているので、ぜひ覗いてみてくださいね。
名称 | カッパドキア |
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